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 昨年、気象情報会社「ウエザーニューズ」が実施した「行ってみたい桜の名所」のアンケートで、堂々の全国1位に選ばれた「弘前公園」。
弘前城に映える2,600本の桜は、まさに息を呑むほどの美しさで訪れた人を魅了します。今年は、暖冬の影響で例年に比べて早咲きの予報も!?
「日本一」の名にふさわしい「弘前さくらまつり」。
街全体が桜色に染まるベストタイミングを、ぜひお見逃しなく!! 

須藤ゆかの ”お花見エッセイ’07”

 
 『 ガサエビちゃんと、トゲクリガニ君 』
 『 100年変わらぬ津軽の味。 三忠食堂本店「煮置き」の津軽そば 』 new

   


どこで観る?弘前公園内の、おすすめビューポイント!!
弘前公園のシンボル「天守閣」と「下乗橋」は、お馴染みの観賞スポット。棟方志功が命名した「御滝桜」も、一見の価値あり!また、「本丸」からの眺めは、まさに絶好のロケーション。
真正面には雄大な「岩木山」、眼下には「北の郭」、シダレザクラが見事な「二の丸」、「西の郭」などを一望できます。思わず時を忘れ、立ちつくしてしまうこと間違いなしですよ!

 弘前公園内のマップをご参考に( 弘前市HP ) >>

さて、おすすめの散策コースといえば、なんといっても「西濠」。
お濠沿いに連なる桜並木は「桜のトンネル」と呼ばれ、満開時には淡いピンクの花びらでスッポリと覆い尽くされてしまうほど。はらはらと風に舞う桜吹雪や、お濠の水面に浮かぶ花びらも風情たっぷり。お濠ではボートも楽しめるので、ひと味違った水上からの桜を満喫するのもいいですね。
日中の桜とはガラリと違った表情を見せる夜桜も豪華絢爛。ライトアップされた灯りのなか、花びらがほの白く浮かび上がる光景はドキドキするほど妖艶でまさに大人のデートにぴったり!「西濠」の「春陽橋」に佇めば、水面に映る月影や桜が眺められ、ロマンチックな雰囲気です。

ワンポイント

春とはいえ、まだまだ夜は冷え込みが厳しいこの時期。夜桜を楽しむ時は、厚手の上着をお忘れなく!HOTドリンクや、地酒ワンカップで体を暖めながら散策するのもおすすめですよ!
弘前公園から徒歩5分の親方町にある「酒の柳田」さんでは津軽の地酒ワンカップ(弘前市白神酒造「白神 山廃純米酒」、板柳町竹浪酒造店「七郎兵衛 純米大吟醸」、青森市西田酒造店「外ヶ濱 純米吟醸・吟醸」、弘前市玉田酒造店「津軽蔵人 純米吟醸」など)が購入できます。ホームページは、こちら >>
弘前公園の桜は、なぜ美しい? 〜「日本一の桜」の陰に隠されたヒミツはこれ!〜 
「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」ということわざがあるように、本来、桜は枝を剪定するのは「非常識」とされてきた樹木。しかし、昭和30年代に入り、弘前公園の桜が瀕死の状態になった時に応用されたのが、津軽の「リンゴ栽培の技術」でした。
痛んだ枝や弱った枝を思い切って剪定し、病害虫を防ぎ、根本には肥料をたっぷりと施す。寿命60年とされる「ソメイヨシノ」も、そうした惜しみない手間と愛情によって再び命が吹き込まれ、毎年美しい花を咲かせているのだとか。
また、通常「ソメイヨシノ」は、1つの花芽から2〜4個の花を咲かせますが、弘前公園の場合は約5〜6個。つまり、1本の木で2倍のボリュームの花が楽しめるというわけです。
そういえば、「桜」も「リンゴ」も同じバラ科。人々の心を魅了する弘前公園の桜は、風土が育んだ「リンゴの栽培技術」がベースになっていたんですね。

ワンポイント

サクラを救え―「ソメイヨシノ寿命60年説」に挑む男たち
平塚 晶人著。 「六十年が寿命とされるソメイヨシノ。各地の桜並木は存亡の危機を迎えている。先駆的管理を試みる弘前では、何が行われているのか!」  
この本を読んで、弘前公園のサクラをみれば、感動ひとしお!
まだまだあります!弘前公園の楽しみ方
〜 県内にも数本しかない、黄緑色の花びらをもつ桜「ウコン」 〜
大輪八重の花びらは咲き始めは黄緑ですが、開花が進むにつれてピンクがかったクリーム色へと変化していきます。「杉の大橋」付近、「三の丸」の芝生、「植物園」内と約5本あるので、ぜひ見つけてみて!
( ※ 開花時期は、ソメイヨシノが終わり八重桜が咲く頃 )
〜 日本最古のソメイヨシノ 〜
「東内門」付近にある「日本最古のソメイヨシノ」は、明治15年に植えられたもの。今もなお美しい花を咲かせる姿は感動的ですよ!
〜 弘前公園内に「白神山地」が出現!?? 〜
公園内にある「弘前植物園」に、広大な「ブナ林」があるのをご存知ですか?
約二千平方メートルにも及ぶゾーンには、ブナやミズナラをはじめ、シラネアオイなどの野草も植えられており、さわやかな森の雰囲気が漂っています。
弘前市は、白神山地へ至る玄関口ということもあり、市内観光のなかで気軽に世界遺産の雰囲気を楽しめるようにとつくられたものだとか。
ブナがいっせいに芽吹きを迎える頃は、格別の美しさですよ。
〜 初めて訪れる方にも嬉しいサービス!公園内を無料でご案内 〜
弘前公園の魅力を知り尽くしたガイドさんたちが、お花見スポットを余すことなく案内してくれる「弘前観光ボランティアガイド」。初めての方はもちろん、公園内の見どころをもっと知りたいという人にも大満足のサービスですよ!車イスのボランティアも行っています。
問合せ:「弘前観光ボランティアガイドの会」市立観光館内 TEL0172−35−3131

ワンポイント

この他、まつり期間中のボランティアとして車イスの貸し出しのほか「車イス応援隊」も設置されています。
〜 「出店」の賑わいもお花見の魅力。昭和レトロな看板も必見!  〜

弘前公園のさくらまつりは、出店数も200店以上とその規模は群を抜いており、個性豊かな品揃えも自慢のひとつです。
「射的」に、「スマートボール」などのレトロなゲームに、毎年行列のできる「亀屋のたこ焼き」。真っ黒な「ジャンボおでん」の看板には、「弘前公園名物 日本国で一軒だけ!」の文字が。「お化け屋敷」は、みごとな口上と怖いモノ見たさで、つい引き込まれてしまいます。「ワールドオートバイレース」は、手に汗握るスピード感がたまらないですね!

なかでも、弘前のさくらまつりに欠かせないモノと言えば「三忠食堂」の看板。おじいさんと女の子がラーメンを食べている、まるで古き良き日本を象徴するようなレトロな絵柄は、インパクト大です!!背景の桜、紅白の垂れ幕もハレの日の雰囲気を盛り上げてくれますね。毎年、ここで記念写真を撮る人も多いとか。


[ 写真提供:三忠食堂本店 ] 三忠食堂本店さんのホームページはこちら >>

「三忠食堂」のご主人によると、この看板は市内の某看板屋さんが、自分とお孫さんをモデルに書いたもので、看板自体はこれが二枚目だそう。ちなみに一枚目の看板は、モデルの看板屋さんの顔がまだ若く、おじいさんではなく、「おじさん」だそうです。
昔ながらの、大豆の粉をつなぎに使う「津軽そば」は変わらぬ人気で、ロングセラーヒット!その他にも、毎年新しいお店がたくさん出現するので、ぜひ今年の口コミヒット商品を探してみて!!

ワンポイント

毎年行列をなすほど人気の高い「亀屋のたこ焼き」。さくらまつりの常連店です。昔懐かしい甘〜いおたふくソースがお好みの方は、ぜひ一度ご賞味を!