vol.7
「子連れでスキップ」
その2

娘が二歳になった時、育児サークルに入会した。メンバーとおしゃべりするうち、「首都圏の情報はあるけど、子育てに関する地元の情報がないよね」という話題になった。それならいっそ、自分たちの手で作ってみてはと、メンバーのDさんと二人で会を発足させた。会員約五十人は、全員が子どもをもつ主婦たち。赤ん坊を連れて入れるトイレは? 託児所付きの美容院は? 冬場の遊び場は? 幼稚園は? 病院は?
赤ん坊を背中におぶって、取材、撮影、広告とり。フットワークの悪さは情熱でカバー。そんななか、情報誌「子連れ DE skip」を創刊することができたのは奇跡に近い。おかげさまで、反響も大きく創刊二日目で初版の二千部がなくなった。メンバーの奮闘もさることながら、応援して下さった方や、家族の支えがなくては到底実現できなかったと思う。
この活動がきっかけで、私自身の気持ちにスコーンと風穴があいた。自分の子育てを客観的に見つめる余裕もできた。グダメグだけでは、状況は何も変わらないことも体験的に学んだ。ないものねだりよりは、あるものさがし。
もし現在、育児に悩んでいる人がいたら、一人で抱えこまないで、少しだけ心を解き放してほしいと思う。疲れたら休んで、また元気になったら歩き出せばいいのだから・・・。
ちなみに、「子連れ DE skip」は、その後、代表をバトンタッチし、現在は四児の母Sさんが会を引っ張ってくれている。 (終)


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