vol.25
「通販カタログ斜め読み」
その2
消費者のニーズに合わせ、ますますパワーアップしている印象の通販カタログだが、一方では、「やはりお店の人から商品のことをアドバイスしてもらいながら買いたい」という声も少なくない。
先月、弘前公園の目と鼻の先にある店で買い物をしようと、ドアを開けた。店の人は、仏頂面で「なんだっけ」とひと言。「○○を買いたいんですが」と言うと「ね!」ととりつく島もない。店の外を学生服の男の子達が歩いている。どうやら他県からの修学旅行生らしい。よせばいいのに、彼らもこの店に入ってきた。あげく、私と同じ対応をされ、ビックリした顔で出て行ってしまった。
私は、彼らの後を追いかけて「ごめんね。びっくりしたでしょ。でも、青森を嫌いにならないでね」と、訴えたかったが、「弘前で、変なおばさんにストーカーされました」と作文に書かれると困るので、やめにした。
カタログ雑誌に限らず、ネットショッピングでもテレビショッピングでも、家にいながら何でも買えちゃう時代。それでもなお、お店に足を運んで買うのは、通販にはないお店の人とのコミュニケーションを求めているからなのだ。だから、お願い。せめてお客さんには、笑顔で接してね。
(終)