vol.15
「何かヘン」という感覚
その2
皇居前をカルガモが行進するというだけで、交通渋滞を巻き起こすほどの大騒ぎになるのに、近くの川で泳ぐカルガモには意外に無関心だったりする。
親戚に犬のブリーダーをしている人がいるのだが、「このところのチワワ人気で、他の犬がさんざんよ」と、こぼしていた。人気犬種の移り変わりは仕方がないにしても、迷惑なのは犬の方だろう。かつて、映画「南極物語」で一躍脚光を浴びたシベリアン・ハスキーなどは、今や、飽きられ捨てられてあちこちで野犬化しているというから悲しくなる。
ドラマ「GOOD LUCK」の影響で、今年は航空会社の女性整備士の倍率が跳ね上がったというニュースを新聞で読んだ。
「就職はしたけどォ、私が求めていたイメージと違うので辞めますゥ」。こんな声が今にも聞こえてきそうで、オバサンは恐い。
全ての物事には、スポットライトがあたって見えやすい部分と陰になって見えにくい部分とがあるが、どちらもそのものの本質であることに変わりない。「ちょっと待てよ、何かヘン」という感覚であらためて眺めてみると、意外に見えてくることが多かったりする。でも、やり過ぎると、「ヘソ曲がり」になるので要注意!
(終)