vol.24
みのも○た後遺症
その1

生まれて初めて私が取材を受けたのは、小学校低学年の時だ。友達とその弟の3人で、近所に遊びに行った帰り、民家の2階の窓からゴォーッと炎が吹き出しているのを目撃した。私たちは、すぐさま近所の家に駆け込んで「大変です!かっ、かっ角の家が火事です。すぐ消防車を呼んで下さい!!」と叫んだ。 どうでもいいことだが、我が人生のベスト3にランキングされる目撃体験は、この時期に集中している。「出す金マン」を週替わりで3回目撃したのもこの頃(全部違う人だった!)だし、突然、草刈り鎌を振りかざした老婆に追いかけられたり、顔を白塗りにした浴衣姿の男からホースで水をかけられ、半ベソをかいて逃げたのもこの頃だ。お化け、幽霊の類は見なかったとはいえ、「視聴者は見た!驚愕の映像SP」に投稿したいくらいの体験が、この時期に重なっているのだ。 おっと、話がすっかりそれた。火事の話である。私たちが飛び込んだ隣家では、ステテコ姿のオジサンが昼寝をしていた。叫び声によっぽど驚いたのか、右足にサンダル、左足に下駄をつっかけ表に飛び出してきた。みのも○たによく似たそのオジサンは、「ウワー」と絶叫しながら消防署に通報し、その後すぐに消防車が駆けつけてくれたおかげで、事なきを得た。だが、出火当時、家が無人だったこともあり、ちょっとした騒ぎになった。 第一発見者ということで、新聞社が現場で私たち子どもにインタビューを申し出てきた。ところが、私たちが話し始めたとたん、みのも○たが口をはさんできた。
(その2へ続く)


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