vol.34
大阪の七不思議(後編)
その2

翌日は、ファミリーにはお約束の「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」。 ここの特徴は、惜しげもなく使いまくる火と水の量だ。大爆音と共に火薬がドッカーン、水がザブーン。もちろん、どのアトラクションも文句なく楽しいのであるが、一歩間違えれば大惨事になりかねないというスリルが、気持ちをさらに高揚させる。浅草の「花やしき」のジェットコースターにも似た、ギリギリの危うさがたまらなくいいのだ。 危うさといえば、大阪の伊丹空港に飛行機が着陸する時、緊張が走るのは私だけだろうか。 住宅の屋根スレスレの高さをかすめて、少し間違えば翼で瓦屋根も物干しもバリバリとなぎ倒しそうな接近度で飛行する。そして、そのまま絶妙なバランスで着陸するのだ。青森空港のような、山の中に造られた空港に降りるのとは訳が違う。国内で、伊丹空港に匹敵するくらいの難易度をもち、なおかつ、乗客にアトラクションばりのスリルを感を提供してくれる空港はあるのだろうか?(大阪の七不思議その7) ところで、今回の旅の唯一の心残りは、山田スイッチさんから教えてもらったおいしいたこ焼きの店「やまちゃん」に行きそびれたことだ。ガイドブックによると、鶏ガラと8種類の野菜、3種類のフルーツを3〜4時間煮込んだスープに、昆布とかつおの和風だしを加えているのだそうだ。 このたこ焼きのためだけに、また行きたい。そう思わせる街の底力が大阪にはある。
(終)


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